まさかの部分入れ歯…

『では、部分入れ歯の方向で、治療しますね』

事の発端は、昨年の今頃。
放置していた何本かの虫歯の治療でした。
その時はホント、歯科検診は大事だと思い知らされました。
なぜなら。
一本の歯の虫歯が進行しすぎて、削って詰めるだけではダメだそうです。
作り物の歯を被せないといけないんですが、白い歯の被せ物、保険が利かないんですよね。
驚きでした。
お値段、7万円。
これでも、安い方ですって。本当かね?
セラミック製でなく、ジルコニアという石で作られているそうです。
でも、7万円ですよ!
思わず、「家賃かよ」って言いそうになりましたね。
しょうがないですよね。
自分で、まだ平気まだ平気…と、放置したバツなんですから。
しかし!
全部の歯の治療が終わってから、治療してない歯を指して、先生が衝撃の告知をしたのです。
「この歯ね、根元が割れて細菌が入ってしまって、膿んでるね。そのうち抜いて、インプラントか部分入れ歯を考えないと」
は?
インプラントの値段くらい知ってますよ。
世の中に、溢れるほど広告出てますから。
歯一本であなた、40万円ですよ!
保険効かないから、で、なんでも済まさないでいただきたいんですよね。
とりあえず、まだこの歯はつかえます、と言われたので、今日まで頑張ってもらったのです。

とうとう先日、この歯のXデーがやってきたのです。
私は仕事で、楽器を吹くのですが、吹いているとなんだか違和感が。
歯医者は敬遠してはいけないと、昨年7万円で学びましたから、すぐに予約を入れて行きました。
やはり、抜歯して、インプラントか、両サイドの歯も削って橋をかけるようにしての差し歯かね、と。
きましたよ、白い歯の差し歯。
3本分だから、3×7万円と思いましたら、甘かった。
30万円ですよ??。
貧乏音楽家が、いきなり30万円出せるわけないでしょうよ。まったく医者ってのは。
「そろそろ桜が咲きますね」くらいの雰囲気でスーンっておっしゃられましてもね、困るんですよ、先生。

うちの経済状況と、私の小心者度を考慮した結果、とりあえずの『部分入れ歯』の選択肢しかありませんでした。

そして今日、根元がおかしくなっても頑張ってくれた歯を抜いたのです。
綺麗に割れてましたよ??。ええ。
はぁ。
鏡に映る私は、ドリフのコントに出ていた、歯に黒い海苔をつけて、歯っ欠けにしていた、志村けんさんですよ。
「あんだってぇ??」
というセリフが聞こえてきそうです。
これも、楽器をちゃんと吹くためだと思って耐えるわよ。
それにしても、本当にドリフっぽい。
やはり、記念にこの顔、
写真に撮るべき。